理系大学院生のビオラ練習日記(2022/7/9)

大学入学と共にオーケストラ部に入りビオラを始め4年と少し。部活を引退して大学院入学後も研究の合間に細々とビオラを続けている。日々の練習で気づいたことやできるようになったことを忘れないために備忘録をつける。

 

楽器の練習は頭と身体の共同作業である。これはあらゆるスポーツにいえるかもしれない。どういう音を出したいか。曲にせよ音階にせよまず理想が頭の中にある。それをどうやって実際の音に落とし込むか。結局楽器を弾くというのは、身体運動である。従って楽器を弾く最適な動きが頭の中でイメージできなくてはならない。それに従って体を動かす。そうしてまた出てきた音の良さを判断し、頭で考え身体の動きにフィードバックする。楽器の練習とはとどのつまりそういうものであると勝手に考えている。

 

そもそも頭の中で音楽がイメージできていない。もしくはイメージの質が良くないということもある。頭で鳴っているリズムや音程、アーティキュレーションがよくないといったことはこれにあたる。そういう場合は楽器を置きまず譜面と向き合うことから始める。レッスンに行き、自分よりもはるかに経験を積んだプロ奏者に教えてもらうこともいいだろう。部活にいるときは先輩などにも教えていただいていた。

 

クラシックの演奏には表に見える華々しい表現の土台に何重にも折り重なった基礎がある。基礎はその要素ごとに分解・分析され、全体と釣り合わなければならない。この基礎力を向上させることがクラシック演奏の最も大変なところである。現在私の基礎課題は、左手である。

 

左手といってもいくつか要素があり、それらは楽器の構え方、手の形、指の置き方、離し方など様々ある。これら要素は音程の安定性、音の響き、歯切れの良さに大きな影響を与えている。

 

音程の安定性を高めるには指は指板に置かれていた方がよい。歯切れのよい音を目指すなら左手に力が入っていてはいけない。指は指板の少し上にあり必要な位置に置かれていればいい。指を離す際は手の動きで自然に指が上がる方向に話す。

 

今日はこの後、アマオケの練習がある。その感想はまた後日書きたい。

 

 

 

 

 

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